人間としての資産にはいろいろありますが、その中でも重要なのは文化資本です。

物としての資産なんて無くなる可能性もあり、その人間の価値を本質的に高める物でもありません。

文化資本は何人たりとも奪うことはできないし、その人の価値を高める物でもあります。

そもそも文化資本がないゆえのコンプレックスからブランド品、サブカル商品、大量の本棚を保有することも多々あると思います。

そういうのを買い、見せつける人に聞きたい「あんた、ソレを本当に好きなのか!?」と。経済的コンプレックスからブランド品を。無個性コンプレックスからサブカル商品を。知識コンプレックスから大量の本を。

企業は人間のコンプレックスをうまく使ってきます。どうか気をつけてください。

 

本当に好きで買ったもの以外はゴミになる確率高いです。

そういうものを買うくらいなら文化資本に投資した方がいいと思います。ブランド品の食器とか買うよりも、それはあなたの価値を高めるでしょう。

 

 

文化資本が低いとどうなるのか?

経験則ですが、西洋かぶれになるサブカルかぶれになる何事にも否定的で多様性を持てない。などの特徴があります。

自分に自信のある文化資本がないために、戦後の日本人のように西洋的な価値観を最上のものと安易に考える人が多い気がします。

漫画好きといいながら、ワンピースは糞、ダヴィンチなんかで特集された漫画がキテるとか言う人がよくいますが、それは漫画好きじゃなくて、人とは違う感性があると主張したいだけの人です。

少年漫画好きならワンピースがいかに素晴らしい漫画かわかるはずです。

素晴らしいものを素晴らしいと言えない謎の排他性を持ってたりします。

 

 

文化資本を育てるには?

多分、幼少期の環境が重要です。親からの文化的な教育が多大な影響を及ぼします。

幼少期に失敗して謎の排他性を持っている人は、それを捨てましょう。

例えばファッションセンスだと、「この系統は自分には無理」と思わず、様々な系統のファッション雑誌でも読んでみましょう。

様々な物に興味を持てば、点は線となり有機的に繋がっていきます。

別に金を出さずとも、文化資本は育てれるはずです。多様性は正義だと思ってます。

 

 

終わりに

こんなこと言いながら、自分の文化資本のなさを実感し書いた記事でもあります。この前ニューヨークシティバレエを観に行って、さっぱり分からないどころか、予想できない奇妙な動きがどうも面白く感じてしまい笑いを堪えるのに必死だったという恥ずかしい経験をしまして、文化資本について問題意識を持つようになりました。

しかし、あの謎の動きを観ている観客は本当に理解しているのか?という疑問。まぁおそらくある程度の文化資本があるので笑わずにいれるのだろうなとも思いました。

少し断捨離ブログから逸れてきているので、次回はまた部屋の写真でもアップします。あとソロキャンプを目指して色々準備を進めています。

コメントが本当に嬉しいし楽しいです。こうやって様々な意見を貰えることが面白いです。別に否定的な意見でも、ちゃんと内容さえあれば嬉しいです。

 

ニューヨークシティバレエ2講演後のパーティーにも参加しましたが、バレエについて語られたらどうしようとビクビクしてました。飯はまあまあでした。

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  • 最近のコメント

  • 14 コメント

    1. こんにちわ。いつも楽しく見させてもらっています。
      私もずっとミニマリストになりたいと10数年思いつつ、なれていません。
      今度遠くへ引っ越しをするので、これを機会に大きく変われたらいいなあと思っています。
      一番困っているのは何だか分からないモノ(紙や文具?)です。
      今までも引っ越しが多く、一人暮らしのためモノは少ない方と思っていましたが、
      並べてみるとやはり多く、うんざりしています。
      潔さが欲しいです。
      どなたかもおっしゃっていましたが、服はどうされていますか?
      いつかアップしてくださると嬉しいです。

      0
      • コメントありがとうございます。
        文具なんかはどこでも買えるので、一気に捨ててもいいのでは?僕の場合はデジタル化でやり過ごしてます。でもやっぱ文房具は使い慣れているので恋しくもなりますね。
        次回は服をアップするようにします!

        0
    2. 私も服のアップを希望します!
      別の方のコメントに便乗いたします(笑)

      私もいつも楽しく拝見しているので、更新があると嬉しいです。

      自分の中身が充実してくると、物に頼ることがなくなるんだろうなぁ、というのは漠然とですが想像できます。
      最近はプレゼントされたブランド品より、自分で選んで購入したものをよく使っていることに気がつきました。
      高価なものは早々買えないので手元からなくなるのは心許なくて処分出来ずにいますが(・ω・;)

      ニューヨークシティバレエではありませんが、コンテンポラリーダンスを観た時に、肘さんと同じ感覚になりました^^;

      漫画やドラマは全然見なかったのですが、宇宙兄弟は人から勧められてはまって、その時出ていた最新巻まで一気に読み進めました!
      今は毎週土曜日のテレビアニメが楽しみです♪

      0
      • いつもありがとうございます!
        コンテンポラリーダンスはやばそうですね。僕は絶対笑ってしまうんで、あういうのを理解できる人を尊敬します。コンテンポラリーにしてもそうですが、前衛芸術は本当に謎です。多分、言語で理解しようとすること自体ナンセンスなんでしょうが。
        宇宙兄弟いい漫画ですよね。完成度高いし、ちゃんと取材もしており、なにより熱い!漫画業界でも、こういった本当に面白い漫画だけ残ってほしいですね。漫画業界も有象無象の取るに足らない作品で溢れかえっているので。
        kyokoさんも本当に好きなものに囲まれる生活を目指して頑張ってください。

        0
    3. 文化資本、とても興味深いです。知識経験は形にはなりませんが、物よりもとても人生の役にたちますよね。

      つい最近までソーシャルアパートメントという場所に体験入居していました。
      シェアなので物は持たなくて良いですし、娯楽などなくても、メンバーとの会話や企画などで飽きる時間がありませんでした。

      こういった、知識経験がつけられる所が増えると面白いですよね。

      0
      • ソーシャルアパートメント!面白そうですね。
        そういった環境は凄い羨ましいです。サークル活動、部活、気の合う人たちとの共同生活は、物を買うことでは到底得られないものです。物質的に成熟した社会おいて、シェア、知識経験なんかはこれからの社会のキーワードになりそうですね。

        0
    4. 笑っちゃっても、いいと思います。
      (さすがに客席だと、声はおさえるべきだと思いますがw)

      お芝居でも、コンサートでも、バレエでも、スケートでも、現代アートでも、スポーツでも、
      「何これ?!面白いやん!」
      って思える部分が見つかれば、それだけで見る価値はあったと思うのですよ。

      子どもの頃からたくさんの舞台を見ている「文化資本に恵まれた人」であっても、そこに何かを感じる感性がなかったら、もったいないよなぁ、なんて思うのです。

      モノがなくても、好奇心があれば、毎日楽しいですよね。

      0
      • とりさんコメントありがとうございます。
        子供のときに裕福な家庭だったり、文化的に進んだ地域に住んでいると文化資本は育ちますが、「文化への餓え」がなくなる気がします。逆に、文化資本が少ない人は、そういった餓えを物で買うことで解消するのではなく、とりさんの言うように「何これ?!面白いやん!」 って思える部分を見つけたらいいのになあと思います。多様性と好奇心は豊かな人生に必須なものです。面白いものがあればぜひ紹介してください。

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    5. パソコンいらない、iPhoneだけでOK(^ω^)
      とネット解約し、パソコン売却しましたが、
      一ヶ月以上経過し、やはり必要と判断。
      テレビもラジオも元々なく、読書に集中出来たメリットはありましたが…
      文化資本とは関係ないコメントですが、極限は難しいですね。
      年内にはまたパソコン購入です(笑)

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      • 読書に集中できるのはいい環境ですね!
        やっぱiPhoneだけだと、何かを作ったりするのは無理なのでPCは必須になってきますよね。
        僕もPCは捨てれません。極限の状態を目指すなら、趣味なども無くさないとキツいです。そこまでしてその状態を目指すのも本末転倒のような気もしますが。
        やっぱ極限は難しいですね。

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    6. 私は昔(といってもそれほど前ではないけど)、服と本を収集してましたね。
      まあそうやって不安な自我を補強しようとしてました。

      そんな折、小池龍之介さんの「貧乏入門」を読んで、
      まさしく自分と同じ弱い人間をそこに見ました。

      若いお坊さんなんですが、大学時代ファッションと高尚な西洋哲学にとらわれていたようで。
      そこから、全てを捨てて、お坊さんとしてまさしくミニマリスト的な生活に入るまでの話が書かれています。

      その頃は、ミニマリストなんて言葉知りませんでしたが、
      自分がその方向性に舵を切るきっかけでしたね。

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      • 小池龍之介さん好きですよ。
        寺にカフェスペースを作ったりなど、活動面でも面白いことをしてるなぁと思ってます。

        なんとなくですけど、哲学科の人は、極限の人に向いている人が多い気がします。
        Bライフのブログやっている人も、多分哲学系の人ですし、精神面で何かしらの悟りのようなものを得れば、あとはすんなり極限の人になれるのかもしれませんね。

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