オタク的な性質を持った人は、直ぐにアクセス可能なデータベースが必要です。

ファッション、ゲーム、アイドル、漫画、プロレス、SF、ラーメン、、、日本には語るに値する様々な文化がありますが、それをするためには膨大なデータベースが必要になってきます。

例えば、漫画家のインタビューが載った芸術系雑誌ゲームセンターの当時の熱を伝達するゲーム雑誌などは、文脈を語る上で多大に役に立ちますが、いちいちそんなん保存していたら膨大な物が増えてしまいます。

つまりオタク的な性質を持つ人には巨大なデータベースが必要だけど物が増えてしまうよね問題

面倒臭いので、データベース問題と呼びますが、今回はそんなデータベース問題について考えていきたいと思います。

 

 

Amazonのキンドルストアには恐ろしいくらいに欲しい本がない

データベースをデジタル化すれば、全て解決で、実際にそれが可能なデジタル機器もあるんですけど、プラットフォームとしてはまだまだなんですよね。

キンドルストアには本当に恐ろしいくらいに欲しい本がありません。

データベースとして利用しうる本っていうのは、昔に発行された本が多いので、デジタル化があまりされていないってのが実情だと思います。

雑誌もデジタル化、OCR化して、過去の記事を検索できるようにするだけで、どんなに助かるか…

雑誌の情報って、知識だけじゃなく当時の熱量を推し量る材料にもなるんで、非常に有益です。

こんだけデジタル化の環境が揃っているのに、それが出来ないってのは、日本の文化の弱体化にも繋がりますし、早急に解決すべき問題だと思うんですがね。

豊富なデータベースへのアクセスが容易なほど、その文化は育っていくと断定できます。

現に、ももクロのデータベースはYoutube、ニコニコなどに豊富にありますし、当時のファンのブログも検索で簡単にアクセスできます。

 

 

結局、自炊か

現状の最適の解は自分で自炊することだろうと思います。

裁断機は大学とかで借りれるとこもありますし、スキャナーも誰かに借りるか、小型のを持っていればいい話です。

僕が以前持っていた、ポータブル型スキャナーは数ヶ月悩んで買ったんですが、意外と使えなくて捨てましたんで、ポータブル型スキャナーを買おうと思っている人は注意してください

 

今はMacBook Proしか持ってませんが、iPadがあればもっと快適に読めるんですけど、親にあげちゃったんですよね。

ちなみに親にあげたプレゼントで費用対効果でトップクラスに良かったのがiPadです。

PDFの読み込みが、Androidタブレットよりも早いらしくて資料回覧用には最適なデバイスだと思われます。

 

 

図書館というデータベース保管庫

以前、図書館アプリについて書きましたが、最近だと、Amazonのほしい物リストに入っている本を、Google Chromeのアドオン『その本、図書館にあります。』で片っ端から予約していってます。

これかなり楽なんすよ。

Amazonで商品ページに行くだけで、勝手に登録した図書館に、その本が予約可能かどうかがわかりますし、そっから予約もできます。マジ神アドオン。

その本、図書館

Amazonの商品ページに勝手に出てきます

 

ただ、いちいち図書館から取り寄せるのもアクセス悪いですよね。

気になるとこだけをiPhoneで写真を撮って、OCR化して、Evernoteで保存すれば データーベース完成です。

僕の使ってるアプリは『Cam scanner

iPhoneで撮った写真をOCR化してくれるアプリです。
CamScanner Free

 

camscanner

文字の認識の精度はこの通りめちゃくちゃです笑

無いよりはマシだと思いますので、これをEvernoteに送信。

 

camscanner-ocr

先程のOCR化されたファイルに「欲求心」という言葉が入っているので、Evernoteで「欲求心」で検索。

すると、ファイルが出てきます。

現段階では、ほとんど使いものになりませんが、そのうちに精度も上がって実用的なものになるでしょう。

 

 

紙以外のデータベース

紙媒体のデーターはスキャンでどうにでもなるんですが、それ以外の媒体、特にテレビ関係のデーターの保存が面倒です。

現在のデジタルハイビジョンだとデーター量が大きすぎるし、そもそもパソコンに取り込むのも外付けドライブ要りますし、面倒臭いです。

しかも、録画をし忘れるとアーカイブ化されないというシビアさ。

音声検索できるようになれば、データーとしての扱いやすさが格段に上がるのですが、まだ実現できていないと思いますし、実用化は何年先のことやら…

実際、動画管理はどうやったらいいのかよく分かりませんし、デバイスもまだまだスペックが足りないと感じます。

 

一方で、ラジオ等の音声データは容量が軽いので、適当にタグ付けしてiTunesで管理しています。

ラジオって情報量が多いし、ランニングしながらでも聴けるので、めちゃくちゃ活用しやすいんですよね。

これも音声検索できるようになれば、ますます使いやすくなるんですけど、Youtubeの書き起こし機能とか見ていると、まだまだ無理のようです。

 

 

終わりに

データベース問題は、デジタル化で対処しようという方向性で解決しようと考えていますが、現状の技術(OCRと音声検索の精度)がまだまだなので、完璧ではないですが、世の中は確実にいい感じな方向に向かってます。

もっと良いデータベース問題の解決法を知っている方がいれば、ぜひ教えて下さい。

 

今のインターネットの時代は、オタク的には最強の時代だと思います。

Twitterでは漫画家本人の情報がリアルタイムで入りますし、情報交換、熱気の共有など様々なことができます。

1億円あげるかわりに、二度とインターネット出来なくなるといわれて、その条件を呑む人がどれだけいるでしょうか?

こんな最高な時代に生きているだけでも幸せだと思います。

 

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  • 最近のコメント

  • 11 コメント

    1. 本日、漫画「孤高の人」を大人買いして、
      ついに本棚に本が納まらなくなりました。
      データの保存大変ですよね。

      僕は本のインターフェースが好きなので、
      電子書籍ではなく紙で持ちたいのですが、
      どんどん増えていきます。
      毎月10冊くらいは処分しているのに…

      ミニマリストとしては、
      「本が何冊入っていても本棚は1つと数える」
      という自分に甘いルールでやってきましたが、
      もっと真摯に行かないと極限は目指せませんね。

      0
      • 孤高の人を大人買いしてしまいましたか笑
        僕も昔、一番スペースを取っていたのが本でした。
        引っ越しの時とか重いし大変ですよね〜。

        紙の素晴らしさはわかります。
        電子書籍リーダの見やすさという点では、Kindle Paper Whiteが優れていると感じました。(漫画は小さすぎて向いてない)
        暗いとこで読めるのはデカイですよ。

        本って捨てづらいもんですもんね。
        「これは、後々必要になる」
        「参照することがある気がする」
        こんなことを思ってしまうんですよね。

        もっといいデバイスが出てくれば解決しそうですが。

        0
    2. ほんまキンドルストアの品揃えの少なさ!同感です。
      図書館にない本は、まずkindle版で買えるか確認しますが、
      まぁ無いことが多いですね。
      数年前から、いい加減スラムダンクのkindle版を出せ!!と思ってますが、一向に出ませんし。
      出たら押入れに置いてる全巻を処分できるのに。
      ただ、紙の方が読んでる感があるんですよね。これが困りもの。

      0
      • スラムダンクもないんですか!?
        やっぱ古典系は品揃え悪いですよねー。

        紙で読むのに慣れ親しんでますから、なかなか電子書籍リーダで読むのに慣れませんが、やっぱ便利ですよ。
        旅行の時とかホント便利です!

        0
    3. 私も漫画ゲームアイドル映画のヲタクですが物は集めずに心に保存するようにしています
      漫画は発売日に買って読んだら家に帰らずに中古屋へ
      ゲームはダウンロードにするかパッケージなら2本までしか持たない
      アイドルも新しいBDを2本だけ所有し売却、グッズは持たない
      映画は映画館で見るかレンタル
      手放すつもりで楽しむのでずっと所有しているよりも深く味わってる気がします

      0
      • 心に保存することは大事ですよね。
        漫画は今や、漫画喫茶という外部データーベースが全国にあり、いつでも参照可能なのでいいんですが、作者のインタビューなどの情報は自分で保存するしかないんですよね〜。
        誰かが全部ネットに載せてくれたら助かるんですが…

        >手放すつもりで楽しむのでずっと所有しているよりも深く味わってる気がします
        こういった心があれば、人生楽しめますよね!

        0
    4. ニコラス・ネグロポンテ氏によると、「あらかじめデータを記録した「薬」を飲んで、一瞬で長期記憶に知識を格納する研究」が行われているそうです。

      もし実現すれば、データを記録する外部媒体(本、ハードディスク、光学メディアなど)は、基本的に不要になります。

      薬を飲めば、本やテレビ、映画、音楽などの内容は「知ってる」「見たことある」「読んだことある」「聴いたことある」になるので。

      アクセスも一瞬です。

      後は、人間側の脳(長期記憶)が、耐えられるか…という問題が出てきそうですが。。

      未来は、情報伝達手段そのものが、究極のミニマリストになりそうです。

      個人的に、実現を楽しみにしてます。

      ちなみに、この歳になると、ネットよりお金です(笑)

      ネットを通じた知識獲得や人的交流よりも、純粋に、我が子が欲しいので。

      0
      • 完全にSFの世界ですね〜。
        それが実用化されれば、人類の科学力も格段に上がり、とてつもない世界になっているでしょう。

        僕もそういった新技術や、SFみたいな構想とか好きなので楽しみです。

        人間の脳が直接ネットに繋がっているというSF漫画がありましたが、そうなってくると、自分の中に知識を蓄えるより、ネットにアクセスする方が効率的ですよね。

        生きているうちに実用化されればいいですが、多分ムリですよね…。

        0
    5. ご丁寧なコメントありがとうございます!

      確かに、SFチックですね(汗)

      ネグロポンデ氏本人が、「30年後に実現するだろう」と言っているので、感覚的には、自分の人生が終わる頃(後40年後くらい?)までに、開発されたら、いいなと思ってます。

      多分、恐くて飲めませんが(笑)

      私見としては、SFは、既に結構身近なところに実現されてると思っていて(相対性理論を考慮し、時計の進み方が僅かに地球とズレているGPS衛星など)、今夏、熱暴走した外付けHDDを分解したときなんかは、何となく「何なんだコレ…」となりました。。

      いい年こいたオッサンですが、科学って、「面白い」です。

      では。

      0

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