photo by Eduardo Amorim

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

 

今日、はてなブックマークでこの記事(リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチについて)を見つけました。共感できる部分もあり、資本主義社会が行き詰っている中、今後の世界のトレンドとなる主要な価値観だと思われるので紹介します。

 

“息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?”

 

“マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。”

 

“ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たち は消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。”

 

私は金融関係、その中でも運用の仕事をしていますが、ひしひしとコレを感じます。金融緩和により、余ったお金が実需に向かわず、国債、商品先物に向かっています。コーン、大豆の価格は異常なほど値上がりし、確実に飢餓が発生するでしょう。このようなシステムがいつまでも続くとは思えません。こんなシステムに参加する必要もありません。何台も高級車を保有することを羨む様な価値観はもはや時代遅れのダサい価値観です。

 

 

“根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。”

 

“そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福の対抗にあっては行けない のです。発展というものは人類の本当の幸福を目指さなければならないのです。愛、人間関係、子供へのケア、友達を持つこと、必要最低限のものを持つこと。”

 

このような価値観が広まることを願います。

 

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  • 3 コメント

    1. 落ち着いてほしーなと。気持ちが。
      これだけいいブログ書いてるから。
      きっかけ過ぎなかったと思いますが。
      いつか落ち着いて。
      ブログ書いてほしーなと。
      読むのが好きだったから。

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