ミニマリストのインフレ時代でのインフレ耐性について

値上げに備えて買い物をしたら、金が減った。

当たり前だ。ところが「来月から値上げ」という札が一枚あるだけで、この当たり前が急に分からなくなる。今買えば得。二つならもっと得。送料無料まであと千円。よし、何か探そう。

何かって何だよ。

さっきまで欲しくもなかった何かを、送料から逃れるために探している。たとえば送料が六百円で、追加した商品が千八百円。差額の千二百円については、誰も記者会見を開かない。

必要なものを安いうちに買う。それはいい。

でも、値上げの知らせを聞いてから必要になったものまで、同じ顔をして買い物かごに入ってくる。こいつらの身元は、一度確かめた方がいい。

ここで、俺たちの数理的直感力を働かせてみよう。話は至極単純だ。

続き読む

フランス暴動はなぜ起きる?フランス国債はなぜ売られるのか?──金利上昇が暮らしを圧迫する仕組み

街頭で「生活を助けろ!」「学校を良くしろ!」って叫ぶ人々の怒号と、国債市場の「利回り5%」っていう冷え冷えとした数字。この二つ、実は目と鼻の先でバチバチに直結している。

政府が「みんなの暮らしを守りたい!」って顔をして予算を注ぎ込もうとしたってさ、借金の利息支払いに首を締め上げられて身動きが取れなくなっていくんだよ。その地獄のメカニズムを、俺がチャッチャッと解剖して見せてやる。

続き読む

AI需要がどれだけ爆ぜても財布が持たなきゃ意味がない! SpaceXとCoreWeaveが教える生と死の境界線

CoreWeaveの信用不安が聞こえてきたからって「うわあAIブーム全体の終わりだあ!」って狼狽したり、逆にSpaceXのAI関連事業がバチバチに伸びているのを見て「なんだ、CoreWeave固有のヘボい財務問題じゃん」とお高くとまって高みの見物を決め込んだりしてやしないだろうか。

続き読む

ルッキズムという名のお前の肉体に刻まれたクソったれな階級闘争、その見せかけの地獄から抜け出すための分類闘争について

意識化の具体的な効果を理解することは今や容易である。すでに与えられている現実を言葉にしていくことは、その現実への直接的な愛着を一時的に停止させ、それらを当たり前のこととして承認する状態から引き離す。こうして、運命愛は、自らの運命への憎悪、すなわち運命への反逆へと崩壊するのだ

『ディスタンクシオン――社会的判断力批判』ピエール・ブルデュー著

続き読む

なぜハイブランドは日本のサブカルチャーをガラスケースに閉じ込めるのか?ブルデューの視点から読み解く

「平凡な、あるいは『庶民的』な対象に美的地位を付与する能力、あるいは『純粋な』美学の原則を、料理や衣服や装飾といった日常の最もありふれた選択に適用し、美学を倫理に結びつける大衆の傾向を完全に逆転させる能力ほど、卓越した、際立ったものはない。」

『ディスタンクシオン――社会的判断力批判』ピエール・ブルデュー著

続き読む