皆さん、高校生ラップ選手権という大会を知っていますか?
BSスカパー!のバラエティ番組『BAZOOKA!!!』内のコーナーなんですが、定期的に高校生ラッパーを集め、フリースタイルバトル大会をしています。
あまりにも面白いので、ブログの内容と関係ないですが、ちょっと紹介したいと思います。
フリースタイルとは
映画『8mile』で有名ですが、即興でラップをして相手を罵倒(ディス)して、客を沸かせたほうが勝つというバトルのことです。
アメリカのギャングの抗争が激化し過ぎて、人が死にすぎたために平和的な抗争手段としてフリースタイルが生まれたとも言われています。
そんなアメリカの文化が日本で根付くのかと疑問でしたが、自分が知らないだけで、かなり面白いことになってました。
高校生ラップ選手権の多様性
ラップというとダボダボの服を着た、いわゆるB系ファッションのにーちゃんが、地元の仲間と感謝系ラップを歌っているイメージがありましたが、この高校生ラップ選手権の選手の多様さに最初ビビリました。
抗争に巻き込まれ沖縄に逃亡していたカリスマ不良や、エリート高校の秀才、田舎にいる素朴な子、女子高生、オタク、ハーフ、引き篭もりなど、多様な人々がフリースタイルバトルをするのですから、そりゃもうカオスなんですよ。
ももクロネタでイジられるMC妖精
この通り多種多様な高校生が、ラップを武器に同じステージで闘うという、ある意味異種格闘技戦のような面白さがあります。
進学校に通う真面目そうな子が放送禁止用語連発して負けたりとか、もうめちゃくちゃなんですよ笑
ラップといえば、「リムジン乗った 貴婦人 見て 感じた 理不尽」(笑)のイメージだったんですが、今やそんな典型的なB系ラップでないのです。
MCニガリ
第3回から出場しているニガリが、第6回で素晴らしい試合をするんですが、もうこれが熱いんですよ!
彼がどんなフリースタイルをするのかというと、
こんな感じのちゃんとアンサーを返すスタイルです。
フリースタイルバトルってのは、基本的には相手をディスるのが定番ですが、この第6回高校生ラップ選手権の決勝戦はその逆。リスペクトの応酬です。
MCニガリ VS Rude α
Rude α「出てちまってるアドレナリン ニガリ本当いい勝負しような!」
Rude α「俺とお前がやるそれが楽しかった だから今日もお前に勝ちを誓った」
ニガリ「熱い気持ちぶつけ合ってく ようやくそれが出来そうな相手 いや違うぜ今までの奴もそうだが お前が一番そうだぜ」
Rude α「ニガリお前は一生のマイメンだ! 昨日会ったばかりだけれども俺もちゃんと熱いもん見せていこうぜ こんな感じ2人のライブで! 〜中略〜 もう勝ちとか負けとか関係ぇねえよ!」
ニガリ「俺たちはぶつけ合ってくぜ お互いのラップで確かな愛」
青春過ぎてヤバいでしょ。
正に高校生ラップというか、スポーツでもこんな爽やかな気分にさせてくれるのはないです。
ちなみに、この第6回高校生ラップ選手権の審査員を務めているR指定。日本最強のラッパーと呼ばれているバケモノです。
彼が高校生の時の動画がありますが、キレッキレでレベルが違います。
終わりに
またミニマリストブログの内容とかけ離れた記事ですいません。
MCニガリ君がUMB東京予選で優勝したみたいで、つい書いてしまいました。
R指定のラップバトルの動画は素人が聴いても凄まじさが分かると思います。
ぜひぜひYoutubeで聴いてみてください。
はじめまして。
初コメントさせていただきます。ハッカといいます。
僕はwebを中心にラップ活動をしているMCなのですが、最近ミニマリズムに傾倒してきて、このブログもチェックさせていただいていました。
ROM專を決め込んでいたのですが、フリースタイルバトルを扱った記事にブチ上がってしまい、書きこまずにはいられませんでした。
ニガリ、やばいですね!
即興でこんなしっかり8小節踏めるとは…。バケモンやで…。
自分のフリスタ熱を熱くさせてくれる記事でした。
本当にありがとうございます。
熱いコメントありがとうございます!
フリースタイルの文化が面白すぎて、最近動画漁ってます。
なんでこんなにも面白いものが、広まってないのか不思議なくらいです。
日本って海外の文化を独自に昇華させることが得意ですが、このフリースタイルもそれだと思います。
黒人ラップのモノマネじゃなく、独自で多様性のある文化にまでになっていることが衝撃でした。
僕は口下手なんでラップは無理ですが、フリースタイルの熱いシーンで楽しんでください!
順番に記事を読んでいて、正直このページはタイトルを見て飛ばそうかとも思ったんですが、見ておいて本当に良かったです。
こんな大会があるなんて
日本ってほんとサブカルチャーが凄いですよね。
フリースタイル文化も日本でこんな形で展開されるとは面白いです。
まだ金がそんな絡んでない文化で、純粋にフリースタイルが好きな熱い奴等の集まりなんで面白いんでしょうね。