オフ会で出会ったユベントスさんと会ってきました。

ユベントスさん自身は、そもそも極限の人ではないし、特別視されることも苦手と言ってましたが、明らかにミニマリストから逸脱した性質を持ってました。

僕も憧れとして極限の人という理想があるのですが(アカギや孤高の人が好きなように)、自分が実践するには枷がありすぎて無理だと思ってます。所詮、凡夫だってことです。

今回はそんな極限の人と話をして感じたことを書いていきます。

 

そもそも極限の人とは?

ミニマリストが無駄なものを削ぎ落として、人生を洗練させていく人だとすると、

極限の人とは、効率や社会的価値観を無視して物を持たず、ナニカを求める人とでも言いましょうか。

そのナニカとは言葉で表現できるものではないのですが、あえて言うと、圧倒的な自由のようなもの。

これは今度記事にしようと思っている、in to the wildにも描かれてます。

何も持たないんならホームレスでいいじゃんという話になりますが、それはただの選択権のない状態。

圧倒的自由とは違います。

ニーチェの言葉を借りると、「貴族」が近い気がします。

大衆社会で思考力が欠落し、均質的な群を維持するためだけに生きている「奴隷」に対し、「貴族」とは、大衆社会の影響からまったくの自由で気高い存在です。

 

 

ここからはユベントスさんとの会話

グレーが僕で、黒文字がユベントスさん。

 

家電を捨てた話

「僕、一回冷蔵庫捨てたことあるんすけど、やっぱ無理でしたもん。」

「そうっすか? 冷蔵庫は案外いけるなーと思いますよ。」

「でも、家電捨てるのはオススメできないっすよ。後戻りできなくなるんで。」

「テレビとかも、老後の楽しみ。多分、そんくらい後になりそうな…」

「逆に今ある家電って何なんですか?」

「電気スタンドですね〜。」

「なんで電気スタンド??」

「電気スタンドで生活してるんで、でも最近は月明かりだけですね。」

「ヤバイなぁ〜笑」

「絶対にいるものって何ですか?」

「免許証とキャッシュカード。」

「そのレベルなんだ笑」

「それ以外だったら、別に捨ててもいいですね。」

「その境地には達せないなあ〜笑」

「でも、家があるって時点で、極限名乗れないっすよ。」

「笑」

「ミニマリストとは全然違いますからね。やっぱ物にはこだわりますよね?」

「そうっすね。シンプルライフ的な。でもエコとかロハスとかなるとなんか胡散臭くなるような気がして。」

「自然環境がどうたらこうたらとか言う人いますけど、別にそんなどうなろうとって感じですからね。」

 

 

何がしたい?

「放浪ですね〜。」

「僕も放浪ですわ。ジョジョ3部的な世界放浪するの好きですもん。」

「僕は日本をひたすらグルグルしていたいですね〜。」

「山籠りとかもいいっすよね。」

「今度、大阪市内で野宿してみたいですけどね。でも、セキュリティとか0ですもんね。」

「そんな、いきなり襲われたら終わりっすよ。笑」

「あと、虫が絶対無理なんで。やっぱキツいですね。」 

 

 

「枷が多すぎて、極限になれないんですよ。」

「同僚とか、友人がウチに来たときにテレビがいるんで捨てれないってのもありますし。」

「親の事とか、いつか結婚するかもしれないとか考えると、なかなか極限に踏み込めないですね。」

「結婚しないって決めたら、凄い枷がなくなりますよね。」

「結婚したら、とんでもなく制限されますからね。」

「情熱大陸に出てた服部文祥って知ってます?」

「彼、家族いながら、半年間とか山籠りとか してますからね。」

「塩とかテントとか持って行って、自給自足。」

「そう考えると、家族の枷があっても、やっていけるのかもしれませんね。」

ユベントスさんに服部文祥の動画を見せる。

「サバイバル登山?孤高の人に出てくるレベルじゃないっすか。笑」

「マジ本物じゃないっすか。この人。」

「家族いるのに、自分がしたいからって、枷とか問題視しない強さがある。」

 

 

市橋達也の話

「市橋達也ってヤバくなかったですか?」

「2年7ヶ月も見つからずに、仕事して、無人島で生活して。しかも唇とかも自分で切って。」

「なんか、毎日、夕日が綺麗だったって言ってました。」

「そこまで思えたら、ホンマに極限だなって。」

「その緊張感で生きてたら、濃密な生になりますもんね。」

「今のような、安定した生活してたら、一日一日を感動せずに過ごしてますけど、そうじゃないですからね。」

「あれが、犯罪者じゃなければ、尊敬できるんですけど。」

「笑」

 

 

次の段階は?

「次の段階は、孤高の人の森くん。笑」

「電気とガスを捨てて。」

「森くん、本当にここに住んでんの?状態を。笑」

孤高の人

「やっぱ、極限の人になるには、カラダを鍛えないとダメっすね。」

「それ思います。それで歩こうかなと。」

「少年漫画の主人公って、大抵、極限ですからね。悟空とか。」

 

 

 お金の話

「お金なくて生活してる人いるんですかね?」

「それは無理やと思いますよ。でも、ヤマギシ会ってのもありますもんね。」

「そう。そこに僕もたどり着いたんですよ。」

「でも、幹部は金持ってるとかで、なんかSF小説のディストピアみたいな感じもしますよね。笑」

「やっぱ組織とかの手を使って生きるのは違いますよね。個人の力で生きてこその極限ですわ。」

「ブログってお金になるんですか?」

「いやー、難しいと思いますよ。結構、有名ブログでも2万円とかって聞きますもん。」

「それにパソコンないと更新するのキツいですよ。」

「純粋にお金稼ぐなら株がオススメですけど。」

 

 

Bライフ

参照(10万円で家を建てて生活する寝太郎のブログ

「Bライフの人ってどうなってんですかね?」

「人との接点ほぼないでしょ、あの人。」

「やっぱ、Bライフの人注目してたんですか。」

「あの人とかって会えないですかね?ブログ繋がりで」

「いや、絶対無理だと思いますよ。そもそもブログのレベルが違うし、そういのを求めてないでしょ、あの人。」

「でも、仕事という枷がなくなれば、いけそうですけどね。」

「あの人も、親とか結婚とかの枷が無いからできてるんでしょうね。」

「孤高の人も結局、結婚してから山に嫌われましたからね。」

「やっぱ竹村くんレベルにならないと」

「笑」

孤高の人竹村くん笑

 

「でも、竹村くんも性欲という枷があったし。」

「あの一番の名シーンがありますもんね。笑」

孤高の人参照(ミニマリスト向けの漫画『孤高の人』を読むべし)

 

「謎のライバルが本当の孤高の人でしたね。」

「てか、Bライフの人の原付きにリアカー付けて生活してたのは笑いましたね。笑」

「常人の発想ではないですよ。笑」

「Bライフの人が断トツでぶっ飛んでますね。」

 

 

 極限オフ

「ブログのネタってあるんですか?」

「あんまないんですよ。」

「極限オフやりましょうよ。笑」

「ヤバイ奴ばっか集めてやってみたいですね。笑」

「僕、部屋とか提供するんで。座談会みたいなの。」

「写真ないんですか?」

「いや、これだけ。写真撮ったのもこの前が初めて。アプリも何もない。」

「そして、撮った写真は夜には消すんで。」

「笑」

 

 

終わりに

他にも、サバイバルゲームという海外の番組で盛り上がったり、僕の元同僚のブログでかなり笑ったりと色々ありました。

ユベントスさんの部屋の写真に、額縁で飾っている絵がありますが、孤高の人に出てくるコマを拡大プリントしたやつらしいです。

これでもわかるように孤高の人信者でした。とにかく、モチベーション上がりました。

あと、極限の人になれる人の条件として、枷がいかに少ないかがあると感じました。

特に、結婚を将来的に全く考えていない人は極限向きのような気がします。

僕はやはり、極限向きでなくミニマリストのようです。

ユベントスさんはテント暮らしも次のステップとして考えているようです。

ユベントスさんは一応iPhoneを持っているんですが、Wi-Fiでしかネット接続できない状態で、なかなか連絡が取れないんですけど、また近況を知らせてくれたら嬉しいです。

 

ちなみに、サイトデザイン変えました。色んな端末でちゃんと表示されているのか不安なんで、もし崩れて表示されているのであれば、ぜひ教えて下さい。

 

 

 

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  • 最近のコメント

  • 26 コメント

    1. 初めまして。M Sと申します。
      ミニマリストに憧れて、物を減らしてるのですが、まだまだ普通の領域にいます。

      いつも素晴らしい記事を拝読しています。ありがとうございます。

      質問なのですが、ユベントスさんは、ベッドはどうされていましたか?
      極限の方は、やはり寝袋なんでしょうか?

      よろしくお願いします。

      0
      • M Sさん、初めまして。
        ありがとうございます!

        記事に書くのを忘れてましたが、冬はキャンプ用マットの上に寝袋で、最近はフローリングでごろ寝しているらしいです。

        これからも、ぜひコメントしてください。

        1+
    2. こんにちは
      ユベントスさんとの対話、とても興味深く読ませて頂きました。
      枷がない貴族、僕はまだまだただの一般大衆の1人ですが、その高みに近づきたいものです
      しかしユベントスさんの精神面はおぼろげに分かりましたが、実際にどう生活しているのか、謎が深まりました
      極限の人、実践編が欲しいところです(笑)

      あ、サイトデザインは、タブレットで見てますが、ばっちりです
      以前は表題?が側面に出てきて驚きましたが、いまは上部で見やすいです
      おしゃれですねぇ

      0
      • こんばんは!

        僕も一般大衆の一人です。その高みを目指すことも最近諦めてきてます。
        部屋に帰っても電気つけない。布団すら無い。洗濯は手洗い。本はBOOKOFFに立ち読みに行くなどの日常生活を送ってらっしゃるようです。

        タブレットで見やすくなってて、よかったです。
        教えていただいてありがとうございます!

        1+
      • フクさん、こんばんはー。

        またユベントスさんに会いたいんですが、iPhoneを捨ててしまいそうで、連絡取れるのかどうかが不安です。

        また進展あれば記事にしますね!

        0
    3. いつも拝読しています。参考になる記事ありがとうございます。

      この部屋なら40秒で支度するのも余裕ですね。
      ユベントスさんはどうやってここまで捨てられる人になったのか、気になります。

      1+
      • ありがとうございます!

        たぶん、10秒で支度できますよ。笑
        1年前までには普通の生活してたらしいですけど、孤高の人の影響とか、結婚という選択肢を切り捨てたのが大きいと思われます。

        1+
    4. ついにユベントスさんとの対談が実現したのですね!
      ヤバいやつばっかり集めたやつお願いします笑。

      0
    5. はじめまして。
      最近ミニマリストに興味を持ち、拝見させて頂いております。

      ユンベストさんとの対談、大変楽しませて頂きました。

      記事で一点だけ気になったのですが、肘さんとユンベストさんが笑ったブログが気になります。

      やはり突き抜けている断捨離ブログでしょうか?(笑)

      0
      • はじめまして!
        コメントありがとうございます!!

        断捨離ブログではないんですけど、とてもここで紹介できるようなまともなブログでないので、今度オフ会とかで会えたら教えます!笑

        0
    6. 私も極限にあこがれてます
      最近はフローリングで寝てるのでベッドを捨てる予定です
      でも家族がいる限り洗濯機やらテレビやら冷蔵庫はなくなりそうにないです

      0
      • 家族という枷は大きいですね。
        あらゆる制限がかかります。
        そういう方は、やっぱ極限は難しいと思います。
        とりあえずミニマリストを目指してはどうでしょう?

        0
    7. こんばんわ。
      ブログ拝見致しました。
      私もミニマリストに憧れております。このマットの件はまさに今悩んでいることの一つだったのでとても参考になりました。
      私の場合、敷布団にカビ(干せない環境)→捨てしまおう→寝袋か‥マットの購入か‥フローリングか‥。
      ぶつぶつ

      0
      • フローリングは普通の人はムリだと思います。
        畳だとまだマシかもしれませんが。

        カビが生えて干せない環境はキツいですね。
        湿気に強いマットレスを今使ってますが、まあまあいいですよ。冬は少し寒いですが。

        キャンプ用品は機能的に優れているので、そっちで探してみるのもいいと思います。

        0
    8. 前々から思っていたけれど、やっぱり仕事であちこち飛び回って点々とする訳じゃなきゃミニマリストってただの自己満足になりますね…
      引っ越す予定もないのに必要としている家電製品無理して捨てても不便なだけでむしろ損をしているようにしか思えない。
      マイレージマイライフみたいな一年殆ど家にいない生活をする仕事なら家電製品とかも特に必要ないだろうけど 

      0
      • たぶん、それはミニマリストというより、極限の人だと思います。
        Momijiさんが仰る通り、そんな生活に利はありません。
        それでも、そんな生活をするということは、何かしらの表現。大げさにいうなら消費社会に対する芸術活動。
        利がなくとも、それでもするというのは言葉で表現できない「何か」があるんだと思います。

        2+
    9. 枷←これの読み方も意味もわかりません。ごめんなさい。

      私の部屋は、「展覧会(個展)が終わり、撤収搬出を終えた小さなギャラリー」を目指して、今はほぼ完成しました。
      家電無し、家具無し、食器無し、本無し、CD無し、DVD無し。

      あるものは衣類数点と靴2足とコスメぐらい。
      夏服は冬の初めに全て捨ててます。(逆も)

      娯楽はスマートフォンだけです。
      近々海外で肉体も捨てるつもりです。

      2+
      • 『かせ』と呼びます。
        意味は束縛して、自由に動けなくするものです。

        >私の部屋は、「展覧会(個展)が終わり、撤収搬出を終えた小さなギャラリー」を目指して、今はほぼ完成しました。
        家電無し、家具無し、食器無し、本無し、CD無し、DVD無し。

        あるものは衣類数点と靴2足とコスメぐらい。
        夏服は冬の初めに全て捨ててます。(逆も)

        かなり極限になられているんですね。
        女性の方でそこまで極限な方は、今まで聞いたことありません。
        肉体を捨てるのは、どういう意味なのかわかりませんが、自傷的な意味だと反対です。
        どうせ死ぬんだから、命は使い切るほど熱く生きるべきだと思います。

        0
    10. 極限ミニマリストめざしています。(まだまだですけどね…)

      冷蔵庫は3年前に棄てました。
      食べ物はその日食べるものだけを当日買うことでやりくりしてます。

      来年の目標はテレビを捨てること…(笑)

      これで家電の無い生活へ。
      (^^)がんばります。

      0
      • 極限はいばらの道ですよ笑

        効率という観点からは、明らかに良くないですが、極限は芸術活動のようなもので、そういった普通の観点からは判断できないものです。

        ぜひ、頑張ってください。

        1+
    11. ミニマリズムに関心がありコメントさせて頂きます。

      ミニマリストの思想としては枷からの開放との事でよろしいでしょうか?
      枷とは物質の枷が無くなる事が重要なのか、精神の枷が無くなる事が重要なのか、
      前者の場合はMomiji氏が言う通りただ単に不便になるだけなんじゃないかなと思ったり、後者の場合はミニマリストという枠組みの枷に対する認識はどうしてるのかなと疑問です。
      実際にミニマリストの生活を拝見させて頂くと順番立って両者であり、物質の排除という形から入り、精神の柵の開放を試みてるように伺えますが、ミニマリストであるという枠組みの柵が残る事への葛藤は発生しないのでしょうか。
      それともミニマリズム=オブジェクトレベルの絶対的な思想、ミニマリスト=メタレベルのミニマリズムに基づいた姿勢、という事なのでしょうか。

      よろしくお願いします。

      1+
      • コメントありがとうございます。

        ぶっちゃけミニマリストという言葉も最近作ったものなんで、定義も別になく、これから定義づけられていく概念だと思います。

        しかし、あえて僕の意見を言わせてもらいますと、「枷とは物質の枷が無くなる事が重要なのか」の答えは、重要ではありませんと言えます。
        物を捨てる手段が目的になってしまう「魔境」に陥ると、そもそもの無駄をそぎ落として最適化するという目的が見失われます。
        これが「物を持たない自慢」の記号ゲームまで発展したら更にたちが悪くなると思います。
        そういった人を非難するわけでなく、それはそれでカッコイイと思ってますが、ミニマリストとは違うと考えてます。
        ちなみにそういった人を「極限の人」とこのブログで呼んでます。

        「精神の枷が無くなる事が重要」は、そうだと思ってます。
        まあ抽象的な話なので伝えづらいのですが、くだらない風習、習慣、常識からの束縛は打破すべきものだと考えてます。
        自分にとって本当に重要な事にフォーカスすることがミニマリストの一つの目標なので、枷が無くなるのは重要なことです。

        「ミニマリストであるという枠組みの柵が残る事への葛藤は発生しないのか」については、たまにあると答えます。
        たまに、「なんでこんなことしてるんだろ」となる時もあります。
        何も考えずに普通に消費社会に流されるほうが楽だろうなと思ったりしますが、自分の性分としてミニマリストとして生きてます。

        これは僕の勝手な考えです。
        まだまだミニマリストについて発展の余地はかなりあると思ってますので、ぜひこのブログでミニマリストついて語って面白いものにしていきませんか?

        1+
    12. 市原達也のこと「あれが、犯罪者じゃなければ、尊敬できるんですけど。」とか最後に書けばいいとか思ってるところ胸糞

      0

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