書を捨て街へ出よう』という寺山修司の映画を高校生の頃よく観てました。かなり衝撃的な作品で、独自の世界観を持つ日本映画です。今回、私が読んだのは『モノを捨てよ 世界へ出よう』という、高城剛さんの本です。

この高城剛さんは、女優の沢尻エリカさんと結婚したことと、ハイパーメディアクリエイターという、わけのわからない肩書きで有名な人です。胡散臭い人ではあるのですが、エネルギーのある面白い方です。

この手のノマド本には、決まって常人には無理そうなノマドスタイルが載っています。高城剛さんのような、能力も、金も、コネもある人にしかできないライフスタイルです。

社会に絶望している大学生、社会人へのガス抜き装置でしかないように感じられます。実際に行動に移すことが出来るのは、ほんの一握りでしょう。とりあえず海外に行けばレベルアップできると言っている人は、どうも胡散臭く感じられるのです。なので高城剛さんの自伝書として読めば面白かったです。モノを持たない生活に関するとこもあったので、紹介します。

 

 

荷物について

「僕の場合、本当に必要なのは、仕事ではコンピューターと周辺機器、ケータイ、一眼レフぐらい。プライベートでは発芽玄米炊飯器、トラベルクッカー、iPad、そしてわずかな着替えだ。趣味の映画や書籍は、すべて外付けハードディスクに収まっている。<中略> 荷物を狭小化することは、物理的にも精神的にも、いつでもすぐ動ける体勢をとっておくことを実現させる。」 *P102~104荷物についてより引用

発芽玄米炊飯器をなぜ持っていくのかはわかりませんが、トラベルクッカーは旅行者の中では常識らしいですね。トラベルケトルは私も持っています。かなり便利で場所もとりません。おかげで、やかんを捨てることができました。

物を持たない生活を目指すなら、トラベルクッカーを日常生活で使うことを考えてはどうでしょうか?お湯も沸かせて、肉や魚も焼けるらしいです。極限まで物を持たない生活を目指す人は、外食かコンビニですますのがいいでしょう。高城さんの物を持たないスタイルには、凄く共感できます。

トラベルクッカー

モノを捨てて僕は何を得たのか

「2000年代中頃まで、僕は排気量が多いポルシェで街に繰り出し、夜な夜なクラブで遊び回り、<中略> 大量に買い占めたレアもののスニーカーが山積みになり、洋服もシーズンで100万単位で新作を購入していた。
いつも保管スペースの確保に追われていた。書籍やディスクメディアのほとんどはデーター化し、スニーカーや洋服はなどは、友人にあげたり捨てたりしてはほとんんどを処分した。
すべての準備が完了するまでに6年の年月がかかってしまったが、広大なスペースに山積みされていた僕の財産は、最終的にはスーツケース4つの中に集約されることになった。<中略>
ともかく、9割以上の財産を処分したら、なによりも気分が軽くなった。モノも情報もなくなれば、あとは得るだけだからだ。」*P117~119モノを捨てて僕は何を得たのかより引用

結局、何を得たのかはよくわかりませんが、6年も捨てるのにかかったのは、「なぜに!?」って感じです。排気量の多いポルシェとわざわざ書いてあるし、エコに傾倒していったのでしょう。大量消費スタイルからエコスタイルに移行していく様子が伺えます。

 

 

総括

残念ながら、私にとって役に立つ情報はありませんでした。海外に出るのを、幕末の維新に見立てて推奨している前半と、海外のオススメスポットの後半という構成です。高城剛さん自体は、凄くエネルギッシュで面白い方なので、これからも注目していきます。

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